日本人の健康を支えてきた自然薯。
自然薯と山芋の違いって何?
「山芋」とは、自然薯、長芋、大和芋の総称です。
日本原産の山芋は「自然薯」だけです。山野に育った自生の自然薯は希少価値が高いとされています。
「自然薯」以外の長芋、大和芋などは、中国から入ってきた品種で、栽培も容易で、生産量も近年増え続けていいます。それに比べて「自然薯」は、栽培が難しいことや、連作を嫌うことから栽培農家も少なく、価格も長芋の6~8倍、大和芋の3~5倍と高価ですが、独特の風味と強い粘りは、山芋の王様にふさわしく、多くのファンがいらっしゃいます。
自然自生した自然薯と自然薯王国の自然薯は何が違うの?
自生した自然薯は、太陽、土、水などの環境が場所によって異なるため、アクや粘りがマチマチです。特に近年、山の荒れがひどくなって、品質が落ちています。
更に、もともと1つの種の中に様々な性質を持つ個体が混在しているため自生した自然薯がすべて良いものとは限りません。
また昔のように、他人様の山に勝手に入って、自然薯を掘ることも憚れるような時代になってきました。
自然薯王国の自然薯は、自生している自然薯から種イモを採り、標高600mの気候と美しい空気と水、農薬未使用な上に化学肥料をできるだけ使わない土で栽培しています。
加えて、収穫後に「甘くて、きめ細かで、粘りが強い自然薯」だけを商品として使用しています。
自然薯の力
自然薯は弥生時代から食べられてきた日本人には馴染みのある食べ物です。
平安時代には、芋がゆとしてその佳味が珍重され、江戸時代には足腰が強くなると言い伝えられ、箱根の山越えの前にとろろ飯を食べられる茶店があったほどです。
「牛蒡5時間、人参2時間、玉子たちまち、山芋(自然薯)やたら」という諺が言い表しているように、自然薯には身体に良いたくさんの栄養が含まれています。
漢方医療では「山薬」と称され、糖尿病治療薬の主成分です。健康に役立つ有効成分が多く含まれており、疲労回復や美容効果など身体に良いこともわかっています。
健康に気を使っている方、美容にいそしむ女性に大変人気の食べ物の一つです。
自然薯ってこんなにおいしい!!